■コパ準々決勝第1戦 エスパニョール 1-0 バルセロナ
エスパニョール:メレンド(87分)
17日にコパ・デル・レイ準々決勝第1戦が行われ、バルセロナは敵地RCDEスタディウムでエスパニョールと対戦した。
2009年にコルネリャ=エル・プラットからRCDEスタディウムに本拠地を移行したエスパニョールだが、新スタジアムでは一度もバルセロナ相手に勝利を挙げられていない。RCDEスタディウムで行われた9試合で、バルセロナは6勝3分けと大きく勝ち越している。
イニエスタ、マスチェラーノ、ユムティティ、デンベレ、アルカセル、コウチーニョを負傷で欠くバルセロナ。バルベルデ監督はカンテラーノ(下部組織出身選手)のアレニャを先発に抜擢する。またアルバ、ラキティッチ、スアレスの3選手は先発から外された。
バルセロナは8分、ブスケッツがミドルシュートを放つ。ここはGKディエゴ・ロペスのセーブに遭う。22分には、メッシがミドルレンジから左足で狙ったが、このシュートもエスパニョール守護神守備範囲に収まった。
一方のエスパニョールは29分に好機を得る。S・ロベルトのGKシレッセンへのパスミスを狙ったG・モレノが、ペナルティーエリア外からシュートを打つ。しかし、これは右に外れた。
43分、バルセロナに最大の決定機が訪れる。高い位置でボールを奪取したS・ロベルトから、アレニャを経由して左サイドに展開。アレニャからのパスを受けたGKディエゴ・ロペスと1対1になるが、デニスのニアサイドを狙ったシュートは枠を捉えなかった。
バルベルデ監督は53分に足を痛めた様子のパウリーニョを下げ、ラキティッチを投入する。その5分後にはアレニャに代えてスアレスをピッチに送り込み、「本気モード」のスイッチを入れる。
バルセロナは60分、S・ロベルトがペナルティーエリア内でグラネロに倒され、PKを獲得した。しかしながらメッシのシュートコースはGKディエゴ・ロペスに読まれ、エスパニョール守護神に完璧な反応で弾き出される。
バルベルデ監督は76分にデニスに代えてラフィーニャをピッチに入れる。負傷で長期離脱を強いられていたラフィーニャは2017年4月2日以来の実戦復帰を果たした。
後半に入り連動したプレスが機能し始めたエスパニョールは、87分に値千金のゴールを手にする。ナバーロのグラウンダーのクロスに、途中出場のメレンドが左足を合わせてGKシレッセンを破った。
白熱のダービーを制したのは、エスパニョールだった。エスパニョールの勝利で、バルセロナの公式戦連続無敗記録は29試合で途切れた。バルセロナの本拠地カンプ・ノウでの第2戦は25日に行われる。




