リーガ第35節 エスパニョール 0-3バルセロナ
■得点者
バルセロナ:スアレス(49分、86分)、ラキティッチ(77分)
29日にリーガエスパニョーラ第35節が行われ、バルセロナは敵地RCDEスタディウムでエスパニョールに3-0で勝利した。
バルセロナは同日に行われた試合で未消化試合を1試合残す首位レアル・マドリーがバレンシアに勝利したため、リーガ制覇に向けて今節は絶対に落とせない試合に。一方のエスパニョールはこの試合で勝つと7位アスレティック・ビルバオ(バルセロナがコパ・デル・レイで優勝した場合7位までにヨーロッパリーグ出場権)と勝ち点6差となり、夢の欧州カップ戦出場に大きく前進する。
ルイス・エンリケ監督は右足内転筋に痛みを抱えているとみられるイニエスタを招集外とし、同選手の代わりに先日のオサスナ戦で2得点を挙げたアンドレ・ゴメスを起用する。またネイマールが出場停止から明け、4試合ぶりにメッシ、スアレスと“MSN”を形成した。
先に仕掛けたのは、ホームのエスパニョールだ。5分、左サイドに流れてクサビのパスを受けたカイセドが中央に落とす。そこに走り込んだフラードがGKテア・シュテーゲンと1対1になるも、シュートは左へと外れた。
バルセロナは前線からプレスをかけるエスパニョールに苦しむ。メッシ、スアレス、ネイマールに良い形でボールが入らず、決定機らしい決定機をつくり出せないまま時計の針だけが進む。
思惑通りの試合を演じていたエスパニョールだが、49分に大きなミスからバルセロナに先制点を献上する。フラードが中盤からGKまで戻そうとしたパスが大きくずれ、前線に残っていたスアレスの足元へ。直近5試合無得点と波に乗り切れていなかったウルグアイ代表FWがGKディエゴ・ロペスとの1対1を制し、ネットを揺らした。
スアレスの得点はバルセロナに落ち着きをもたらす。バルセロナはゴールをうかがいながらポゼッションを高め、ボール保持の時間を長くすることで守備に割く労力を抑える。60分には、ペナルティエリア内でパスを受けたネイマールが左45度からシュートを放ち、GKディエゴ・ロペスに好守を強いた。
そして77分、バルセロナに待望の追加点が生まれる。中盤で前を向いたメッシがドリブルで中央を割り、ラキティッチにラストパス。クロアチア代表MFは冷静に左足を叩き、GKディエゴ・ロペスを破った。
86分には、試合を決定付ける3点目が入る。メッシのクロスをペナルティエリア内でアーロンが空振りすると、それを見逃さなかったスアレスがGKディエゴ・ロペスを抜き去ってダメ押しのゴールを決めた。
カタルーニャ・ダービーを制したバルセロナは、暫定ながら首位レアル・マドリーに勝ち点で並び、当該対決の結果によって首位に立った。対するエスパニョールは9位につけている。
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