■リーガ第14節 バルセロナ 2-2 セルタ
バルセロナ:メッシ(22分)、スアレス(63分)
セルタ:アスパス(20分)、M・ゴメス(70分)
2日にリーガエスパニョーラ第14節が行われ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでセルタと対戦している。
2016年12月3日。これはバルセロナが昨季のリーガエスパニョーラで本拠地カンプ・ノウにレアル・マドリーを迎えた日である。その試合を1-1で引き分けたバルセロナは、以降リーガのホーム戦で18勝と全勝している。
そのバルセロナの連勝記録を打ち破るべく、カンプ・ノウに乗り込むのはセルタだ。セルタは今季から、昨季までルイス・エンリケ前監督の下でアシスタントコーチを務めたウンスエを指揮官に据えている。旧知の中である監督を眼前に、バルセロナは連勝記録持続と首位キープという挑戦に臨んだ。
セルタは開始直後にアクシデントに襲われる。2分、スアレスと衝突したセルジ・ゴメスが負傷。ウンスエ監督は早い段階で交代カードを1枚切る羽目になり、カブラルをピッチに送り込む。
バルセロナは5分、メッシが魅せる。ハーフライン手前でフォンタスを股抜きしたメッシは、そのままドリブルで独走して、シュートまで持ち込む。最後はセルタDFのブロックに遭ったものの、カンプ・ノウの観衆を沸かせる。
しかし20分、先制したのはセルタだった。セルタのカウンターに、ピケがオフサイドトラップに失敗してアスパスがフリーで抜け出す。アスパスのクロスからのM・ゴメスのシュートはGKテア・シュテーゲンが好セーブするも、こぼれ球をアスパスが押し込んだ。
失点を喫したバルセロナだが、すぐさま同点に追い付く。22分、スアレスとパウリーニョがパス交換しながら中央を突破。パウリーニョのラストパスは逸れたものの、こぼれたボールをメッシが左足で沈めた。
25分には、メッシのスルーパスを受けたスアレスがゴール。だがこれはオフサイドで取り消される。前半はタイスコアが維持され、勝負の行方は後半に持ち越される。
バルセロナは47分、メッシのスルーパスにパウリーニョが反応する。GKルベンまで抜き去るも、角度のないところからのシュートは枠を外れた。バルベルデ監督は52分、イニエスタに代えてデニス・スアレスを投入する。
すると61分、バルセロナが逆転弾を奪う。メッシのパスを受けたアルバがマイナスのクロス。中央でスアレスが合わせ、GKルベンを破った。
試合はここで終わらなかった。セルタは70分、アスパスが左サイドを抜け出す。マークに付いたユムティティが足を痛めてアスパスを追えなくなり、クロスをM・ゴメスに右足で蹴り込まれた。
バルベルデ監督はユムティティを下げ、ヴェルメーレンを投入する。79分には、ラキティッチに代えてアルカセルをピッチに入れる。だがゴールは遠かった。
バルセロナは前節バレンシア戦に続き、リーガで2試合連続ドローを演じた。ホームでの連勝記録も途絶えた。
勝ち点36で首位をキープしたバルセロナだが、今節の結果次第で2位バレンシア(勝ち点31)、3位アトレティコ・マドリー(勝ち点27)、レアル・マドリー(勝ち点27)とのポイントが縮まる可能性がある。




