バルセロナは今夏、アーセナルDFエクトル・ベジェリンの獲得を目論んでいるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
ルイス・エンリケ監督が今季限りで退任するバルセロナは、新指揮官就任決定まで補強に関する動きを一時的にストップさせる意向だった。だがトップクラスの選手を求めるサイドバックだけは例外で、以前から関心を寄せるベジェリン獲得の可能性を探り続けているという。
一方、ベジェリン側はバルセロナが何かしらの具体的なアクションを起こすことを望んでいる。しかしながらアーセナルではアーセン・ヴェンゲル監督の続投が不透明で、この状況はバルセロナにとって有利に働くと伝えられている。
ベジェリンには、バルセロナのほかマンチェスター・シティも興味を抱いている。ジョゼップ・グアルディオラ監督の要望を受け、チキ・ベギリスタインFD(フットボールディレクター)はアーセナルDFを引き入れる機会をうかがっているとされる。だがアーセナルでプロキャリアを積んできたベジェリンは、現時点で国内移籍を考えてはいないとみられている。
昨年夏にDFダニエウ・アウベスをユヴェントスに放出したバルセロナは、その後右SBの人材難に悩まされてきた。2015年夏にセビージャから獲得したDFアレイシス・ビダルは負傷により長期離脱を余儀なくされており、L・エンリケ監督の手でコンバートされたMFセルジ・ロベルトは本来中盤の選手だ。
クラブの狙いは、この夏D・アウベス級の右SBを獲得することである。その場合、S・ロベルトは来季から本職のMFとしてプレーする。
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