■リーガ第20節 ベティス 0-5 バルセロナ
バルセロナ:ラキティッチ(59分)、メッシ(64分、80分)、スアレス(69分、89分)
21日にリーガエスパニョーラ第20節が行われ、バルセロナは敵地ベニト・ビジャマリンでベティスと対戦している。
第19節終了時点、得点数で1位バルセロナ(52得点)、3位ベティス(33得点)と攻撃力が自慢の2チームが対峙した。打ち合いの展開が予想されたが、ベティスは2008年を最後にバルセロナ相手に勝利を収められていない。
ただ、昨季のベニト・ビジャマリンでの対戦では、バルセロナとベティスは1-1と引き分けている。2017年1月27日に行われた昨季リーガ第20節では、78分にバルセロナの得点が取り消され、「幻のゴール」が話題を呼んだ。
ベティスは2分、グアルダードがミドルレンジから狙い、両チーム通じて最初のシュートを放つ。10分には、フェダルからのクロスにホアキンが合わせ、攻撃への強い意識を見せる。
バルセロナは25分、スアレスのポストプレーからS・ロベルトがペナルティーエリア内に入り、左足でシュートを打った。が、これはバーの上に超える。続いて31分、スアレスのスルーパスを受けたメッシがシュートを放つも、わずかに左に外れた。
前線から厳しいプレスを掛けるベティスに対して、バルセロナは徐々に試合をコントロールしていく。しかしながら39分、アクシデントが発生。セルヒオ・レオンのボールを奪おうとしたヴェルメーレンが左足を痛め、続行不可能になる。負傷明けのヴェルメーレンが、急きょピッチに送り込まれる。
試合が動いたのは59分だった。スアレスのスルーパスに抜け出したラキティッチが、GKアダンとの1対1を制す。バルセロナに先制点がもたらされた。
バルセロナは一気に試合を決めにいく。先制から4分後、中盤でファビアンのボールを奪ったブスケッツが、間髪入れずにメッシに縦パスを送る。最終ラインにフェダルが残っていたベティスはオフサイドを取れず、メッシが得意の左足でネットを揺らした。
このゴールでベティスの集中力は完全に切れる。すると69分、ラキティッチのクロスに、スアレスがボレー。スアレスのリーガ7試合連続ゴールで、バルセロナが3点目を奪取した。
バルセロナは攻撃の手を緩めない。80分、カウンターからボールを受けたメッシがマンディとフェダルをかわし、左足でフィニッシュ。メッシのリーガ25得点目が決まる。
89分には、メッシのパスを受けたスアレスが、右足でシュートを放ち、GKアダンを破る。スアレスはリーガ16得点目を記録している。
大勝したバルセロナは2位アトレティコ・マドリーに勝ち点11差を付け、単独首位に立った。対するベティスは11位に位置している。




