■リーガ第15節 ビジャレアル 0-2 バルセロナ
バルセロナ:スアレス(72分)、メッシ(83分)
10日にリーガエスパニョーラ第15節が行われ、バルセロナは敵地エスタディオ・デ・ラ・セラミカでビジャレアルと対戦している。
前々節バレンシア戦(1-1)、前節セルタ戦(2-2)と2試合連続でドローを演じているバルセロナ。白星を取り戻して2位以下との勝ち点差を保ちたいところだが、ビジャレアルのスタジアムでは過去10年6勝3分けで無敗と相性が良い。
バルセロナはデンベレ、ユムティティ、マスチェラーノ、ラフィーニャ、イニエスタを負傷で欠く。一方、ビジャレアルは2月26日の昨季リーガ第24節レアル・マドリー戦で、キャリア4度目のひざ前十字じん帯断裂を負ったアセンホが実戦復帰を果たしたが、GKアンドレス、ブルーノ・ソリアーノ、サンソーネ、チェリシェフ、バッカ、フォルナスが負傷欠場した。
バルセロナは開始早々に決定機を迎える。3分、デニスのCKに、ピケが中央で競り勝つ。ヘディングシュートがバーに直撃する。
ビジャレアルも反撃に出る。15分、マリオのクロスに、ソリアーノがボレー。だが、ここはGKテア・シュテーゲンが左手一本でシュートを弾き出すファインセーブでチームを救った。
攻勢を強めていたビジャレアルだが、47分にアクシデントが発生する。メッシを徹底マークしていたセメドが負傷し、交代を余儀なくされた。カジェハ監督は急きょサム・カスティジェホを投入する。
バルベルデ監督は57分に動く。デニスに代えてアルカセルを投入した。すると、その直後にアルカセルにビッグチャンス、アルバのグラウンダーのクロスに、アルカセルがニアサイドに飛び込む。しかし、GKアセンホがアルカセルの得点を許さない。
バルセロナがペースをつかみ始めた60分、ラバがブスケッツに対して危険なスライディングタックルを仕掛け、一発退場に。ビジャレアルが数的不利となり、さらに厳しい状況に追い込まれる。
そして72分、バルセロナがついにゴールをこじ開けた。メッシ、スアレス、アルカセルの3人の連携で中央を突破。最後はスアレスがGKアセンホを抜き去り、無人のゴールに蹴り込んだ。
バルセロナは攻撃の手を緩めない。83分、ビジャレアル陣地でV・ルイスのパスをブスケッツがパスカット。ブスケッツからメッシにパスが渡ると、メッシは独力で持ち込んでGKアセンホとの1対1を制してリーガ14得点目となるゴールを決めた。
3試合ぶりに勝利を得たバルセロナは、2位バレンシアに勝ち点5差をつけ、首位をキープ。対するビジャレアルは6位に位置している。




