バルセロナが、23日のリーガエスパニョーラ第33節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦の遠征メンバーに、FWネイマールを含める意向であることが明らかとなった。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。
スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会から、侮辱行為などによって合計3試合の出場停止処分を科され、クラシコ出場が不可能となったネイマール。バルセロナはRFEFの上訴委員会に異議申し立てを行ったものの、それは棄却されていた。
バルセロナに残された道は、スペイン政府のスポーツ裁定審議会(TAD)に上訴を行うことのみとなったが、同クラブはここで奇策を講じる。ネイマールの出場停止処分が保留となるよう、21日のTADの定例審議会終了後に上訴を行ったのである。バルセロナはTADが審議会で決定を下さない限り、RFEFの出場停止処分は適用されず保留になると考えたようだ。
TADはバルセロナの上訴を受けて、22日に緊急の審議会を招集しようとしたが、審議員2人の所在が不明だったために、それは断念。しかしながらバルセロナに対して、RFEFの出場停止処分は現在も有効のものとして扱われ、ネイマールがクラシコでプレーできない旨を連絡した。
しかしバルセロナは、TADへの上訴の方法に違法性はなく、またTADから受けた連絡は何らかの効力を持つものではないことを主張。TADが審議会を開き、出場停止処分に関する決定を下すべきとしている。その決定が下されない限りは、ネイマールを起用できる可能性があるとして、クラシコの遠征メンバーに含める考えのようだ。
なおネイマールに科されたRFEFの出場停止処分が現在も有効である場合、バルセロナが同選手をクラシコで起用すれば、レアル・マドリーの不戦勝となる。
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