■CL決勝T1回戦第1戦 チェルシー 1-1 バルセロナ
チェルシー:ウィリアン(62分)
バルセロナ:メッシ(75分)
20日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦、バルセロナは敵地スタンフォード・ブリッジでチェルシーと対戦した。
近年決勝トーナメントで5度対戦しているチェルシーとバルセロナ。その対戦においてはバルセロナが3度、チェルシーが2度ラウンド突破を決めている。
序盤はチェルシーが攻勢を強める。5分、アザールが左足でミドルシュート。わずかにバーの上に外れる。8分、ウィリアンの蹴ったCKに、ルディーがヘディング。これは左に外れた。
最初の10分こそチェルシーのカウンターに手を焼いたバルセロナだが、徐々にポゼッションを高めて主導権を握る。15分には、メッシのクロスにパウリーニョがヘディングを合わせ、好機を演出する。
チェルシーは32分、ウィリアンのミドルシュートがポストを叩く。40分には、再びウィリアンが右足を振り抜いてミドルレンジから狙ったが、またもポストに嫌われた。
運に見放されたかにみえたウィリアンだが、三度目の正直でネットを揺らす。62分、ショートコーナーからセスク、アザールとつなぎ、ウィリアンにパスを送る。ペナルティーアークからの右足のシュートでGKテア・シュテーゲンを破り、チェルシーが先制した。
思惑通りにリードを奪ったチェルシーは守りに入る。しかしながら75分、バルセロナが一瞬の隙を突いた。
最終ラインでクリステンセンがパスミス。それを見逃さなかったイニエスタが高い位置でボールを奪い、ペナルティーエリア内まで持ち込んでからマイナスのパスを送る。後方から走りこんだメッシが得意の左足でフィニッシュした。過去チェルシー戦8試合でノーゴールに終わっていたメッシだが、重要な一戦でその呪縛を破っている。
コンテ監督は82分にペドロに代えてモラタ、84分にセスクに代えてドリンクウォーターを投入する。しかし、勝ち越しゴールは生まれない。
試合はバルセロナにとって敵地での価値あるドロー決着となった。第2戦は3月14日にバルセロナのホームで行われる。




