元チェルシーのミヒャエル・バラック氏は、同クラブに所属するベルギー代表MFエデン・アザールのレアル・マドリー移籍に否定的な見解を示している。
マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、フロレンティーノ・ペレス会長にアザールの獲得を要望していると伝えられている。アザール自身はマドリー移籍に前向きなようだが、チェルシー側に放出の考えはないとされる。
バラック氏はイギリス『テレグラフ』でアザールの移籍に言及。精神面で問題を抱える可能性を指摘している。
「レアル・マドリーの選手たちには大きなエゴがある。アザールのメンタルでは対応できないのではないか。彼は監督、チームメートと快適な関係を築くことを必要とするタイプだ。そのどちらのサポートも、彼にとっては欠かせない」
「アザールがレアル・マドリーに移籍するとしたら、適応には相当な時間を要するだろう。なぜなら彼は内向的な性格だからだ。おしゃべり好きな選手ではない。レアル・マドリーに今いる選手を見れば、まったく異なる状況になるのは明らかだね」
バラック氏はチェルシー残留も悪い選択肢ではないと強調している。
「アザールはチェルシーのスター選手だ。そして、ロンドンという素晴らしい街に住んでいる。彼はそれを自覚しているはずだよ。レアル・マドリーに移籍して運を試すのか、チェルシーに残留してチャンピオンズリーグの優勝を目指すのか、彼自身が決断しなければいけない」
「すべてはアザール次第だ。(移籍に際しては)多くのお金が動くと話題になっている。それが(決断を)困難にさせる理由かもしれないね」


