2017-03-22-bayern-thiago

バイエルン、複数選手がレアル戦後審判団のロッカーに“乱入”...レアルのペレス会長がチアゴを制止

レアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘンの試合は、120分の激闘後も“場外戦”が続けられていたようだ。バイエルンの数選手は、試合後に抗議を行うため審判団のロッカールームに向かったというのである。

マドリーとバイエルンは、チャンピオンズリーグ準々決勝で顔を合わせた。セカンドレグの延長戦まで持つれ込んだ一戦は、結果マドリーが2試合合計スコア6-3で勝利を収めている。

だがセカンドレグの試合では、ハンガリー人主審ビクトール・カサイのジャッジが波紋を呼んだ。バイエルン側はMFアルトゥーロ・ビダルへの2枚目のイエローカード、延長戦突入後のマドリーの2得点がオフサイドポジションから生み出されたものとして、レフェリングに不服を唱えた。

試合が終わり、興奮冷めやらぬ中、ビダル、MFチアゴ・アルカンタラ、FWロベルト・レヴァンドフスキの3選手は審判団のいるロッカールームに乗り込んだという。マドリーDFセルヒオ・ラモスは「何かがあったようだ」とバイエルン側の動きを認めていた。

この騒動に、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が直々に止めにかかったとみられる。ペレス会長はスペイン人MFチアゴに声を掛け、ファーストレグでもPKの判定が正当ではなかったこと(このPKはビダルが失敗)、セカンドレグではマドリーに対しても不当なジャッジがあったことを主張した模様だ。

最終的にはチアゴもペレス会長の説得に応じ、身を引いたという。両者はあいさつを交わして、それぞれのロッカールームに引き上げたとされている。

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