■ブンデスリーガ第21節 マインツ 0-2 バイエルン
バイエルン:リベリ(33分)、ハメス(44分)
ブンデスリーガ第21節が2日に行われ、マインツとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。
マインツは武藤嘉紀がこの日もワントップで先発した。バイエルンはターンオーバーを敢行し、ザンドロ・ヴァーグナーがロベルト・レヴァンドフスキに代わり復帰後初先発。最終ラインでもヨシュア・キミヒ、ダビド・アラバといった選手の名前はなく、ラフィーニャ、フアン・ベルナトが入っている。一方で、年明け欠場の続いていたマッツ・フンメルスがスタメンに帰ってきた。
ここのところ立ち上がりが不安定なバイエルンを、攻め立てたのはマインツ。両サイドからのクロスを中心に組み立て、武藤がエリア内で倒され、あわやPKというシーンも生みだす。
アグレッシブな出足を見せるマインツに手を焼くバイエルンだったが、タレントが違いを一発で見せつける。コーナーキックから武藤がクリアしたところをフランク・リベリがダイレクトでボレー。多くの選手で密集していたゴール前だが、狙いすましたシュートは誰にも阻まれることなくゴール右に突き刺さった。
さらに前半終了間際、中盤でコランタン・トリッソがフリーになると、ピンポイントクロス。ファーでフリーとなっていたハメス・ロドリゲスが胸トラップから見事なボレーを決め、2点差とする。
後半もバイエルンペースで進みながら、マインツも武藤のチェイシングから決定機を生みだす。しかし、スヴェン・ウルライヒの好セーブに防がれてしまう。武藤はジェローム・ボアテングに競り勝ち、シュートチャンスも訪れたが、惜しくもGK正面に収まる。
その後もバイエルンを相手に勇気を持って前に出るマインツだったが、フィニッシュで精度を欠き、ゴールへと結びつけることができない。最後まで闘志を見せて守備面では強さを発揮したものの、得点は生まれず、0-2で終了した。
バイエルンは昨年末から続くリーグ戦の連勝を8に伸ばし、首位固めに成功。マインツは連敗となった。


