DFBポカール準決勝が17日に行われ、レヴァークーゼンとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。
試合は3冠を狙うバイエルンが、立ち上がりから圧力をかけて3分、ジェローム・ボアテングからトーマス・ミュラーがヘディングで合わせる。GKベルント・レノが一度は止めるものの、こぼれ球をハビ・マルティネスがミドルレンジから押し込む。
さらに9分、フランク・リベリが左サイドを縦に突破すると、クロスに合わせたのはロベルト・レヴァンドフスキ。ボレーでレノの逆を突き、あっという間に2点差に。
それでもカウンターから好機を作っていたレヴァークーゼンは、16分にFKからラース・ベンダーは頭で押し込み、1点を返す。
後半に入り、フォーメーションを変えて前がかりに来たレヴァークーゼンだが、決定機で立ちはだかったのはスヴェン・ウルライヒ。好セーブでバイエルンが切り抜けると、逆に52分、トーマス・ミュラーがチアゴ・アルカンタラからのパスをワンチャンスで決めて再び2点差とする。
なおも勢いは止まらない。ロングボールから前線でレヴァンドフスキが起点となると、最後はチアゴがゴールへのパスとも言うべきシュートを流し込み、4点目。その3分後、左サイドをコンビネーションで突破したラフィーニャからアリエン・ロッベンがフィニッシュ。ミュラーに当たりながら、ゴールへと転がった。
途中出場のレオン・ベイリーが見事なFKで、レヴァークーゼンがようやく1点を返すが、直後にミュラーがロングボールからワンチャンスを沈め、勝負あり。ミュラーはハットトリックとなった。
その後も攻撃の手を緩めることなく、レノにシュートを浴びせたバイエルン。6-2で完勝し、2年ぶりの決勝へ進出した。19度目の優勝を目指す。




