■ブンデスリーガ第27節 ホッフェンハイム 1-0 バイエルン
ホッフェンハイム:クラマリッチ(21分)
ブンデスリーガ第27節が4日に行われ、ホッフェンハイムとバイエルン・ミュンヘンが対戦した。
過密日程で週末にはドルトムント、来週のミッドウィークにはレアル・マドリーと対戦するバイエルンは、メンバーを若干落としてホッフェンハイムの本拠地へ乗り込んだ。フィリップ・ラーム、フランク・リベリらがベンチスタートとなり、チアゴ・アルカンタラは招集外。中盤には昨夏加入以後なかなか出場機会を得られていないレナト・サンチェスが先発した。
試合はバイエルンが圧力をかけながら試合を進めていくと思われたが、今シーズンホームで無敗のホッフェンハイムは王者相手にも引くことはしない。しっかりとバイエルンを迎え撃ちながら、チャンスを作り出していくと、21分に試合を動かす。
左サイドからのクロスのこぼれ球を拾ったアンドレイ・クラマリッチが、ペナルティーエリアの外から右足を一閃。ケガのマヌエル・ノイアーに代わって、ゴールマウスを守るスベン・ウルライヒの手をかすめながら、ネットを揺らし、ホッフェンハイムが先制に成功する。
デュエルや守備の強度でバイエルンと渡り合うホッフェンハイムは、決して主導権を明け渡さず。バイエルンにボール支配率でも圧倒的な支配を許すことはなく、前半を1点リードで終える。
後半に入ると、いくらかリズムが出てきたバイエルンはポゼッションを70%まで高めて、ボールをホッフェンハイムゴールへねじ込もうと試行錯誤を繰り返す。手を変え品を変え、後半だけで14本のシュート放つ。しかし、ゴールネットは揺れない。
72分には温存していたリベリを投入し、勝負に出たカルロ・アンチェロッティ監督であったが、最後まで同点弾を奪うことはできず。一回り以上年下のユリアン・ナーゲルスマン監督に金星を献上している。
バイエルンはブンデスリーガでは、昨年11月のドルトムント戦以来の黒星。一方、好調のホッフェンハイムは6試合で4勝目を挙げ、3位へと浮上している。




