ブンデスリーガ第17節が21日に行われ、バイエルン・ミュンヘンとヴォルフスブルクが対戦した。
バイエルンはフィリペ・コウチーニョ、トーマス・ミュラー、ロベルト・レヴァンドフスキらが先発。ベンチには多くの負傷者の影響で、前節決勝ゴールを挙げたジョシュア・ザークジーなど若手5人が入った。なお、レヴァンドフスキはこの試合を最後にそけい部の手術を受け、10~14日の休養を取ることが決定している。
最初の決定機はバイエルン。13分、右サイドのミュラーから正確なクロスが入ると、イヴァン・ペリシッチが頭で合わせる。しかし、GKクーン・カステールスの正面を突いてしまう。直後には、ヴォルフスブルクがペリシッチのミスからクラウスが決定機を迎えるが、マヌエル・ノイアーが好セーブを見せ、バイエルンは難を逃れる。
23分にはダヴィド・アラバのFKが枠を捉えるが、カステールスが片手ではじき出す。29分にはセルジュ・ニャブリが鋭い仕掛けからシュートを放つが、これもカステールスの指をかすめ、ヴォルフスブルクはスコアレスを保つ。
後半に入ると、53分にコウチーニョが得意の角度からミドルシュート。しかし、絶好調のカステールスがまたも片手で防ぐ。
その後も膠着状態は続き、両チームともにシュートまでこぎつけるシーンはほとんどなくなってしまう。すると83分に、バイエルンはコウチーニョを代えてザークジーを投入し、ラッキーボーイに託す。
そのラッキーボーイがミラクルを起こす。85分、右からの折り返しをザークジーが右足で合わせ、見事にネットを揺らす。何と2試合連続途中出場からのファーストタッチでゴールを決めてみせる。さらに直後にはニャブリがダメ押し弾を決め、前節と全く同じ流れで2点リードを奪う。
そのまま2-0で終了し、バイエルンは公式戦4連勝で年内を終える。勝ち点を33にまで伸ばした。