Arjen Robben Bayern MunichGetty

バイエルンが5発大勝もロッベンは不満あらわ…ベンチスタートに「何も言いたくない」

バイエルン・ミュンヘンは20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでベシクタシュに5-0の大勝を収めている。この試合は途中出場となったFWアリエン・ロッベンは試合後、自身のベンチスタートに不満をあらわにした。

早い時間帯に数的有利となったバイエルンは43分にトーマス・ミュラーが先制点をマーク。その直後にMFハメス・ロドリゲスが負傷交代を強いられると、ユップ・ハインケス監督は代わりにロッベンを投入した。後半に入ってから、MFキングスレー・コマンの追加点やミュラーの2点目、FWロベルト・レヴァンドフスキの2ゴールでベシクタシュを圧倒した。

しかし、ロッベンはそんな中で笑顔を浮かべず。ドイツ『スカイ』でスタメンではなかったことについて問われると、「それに関しては何も言いたくない」と返し、「ここで自分の気持ちを語れば、おそらく明日はブラッツォ(ハサン・サリハミジッチSD)か(CEOのカール=ハインツ・)ルンメニゲ氏と話すことになるからね。そうしたら何が起きるか分からないよ」と不満を覗かせた。

「僕はプロで、34歳だ。このような試合のために日々努力を重ねている。ハイライトなのでね。そして、ここでプレーしないとなれば、それは心が痛むストーリーだよ」

一方、「アリエン・ロッベンは入って、我々のプレーを活性化してくれた」とロッベンについて語るハインケス監督だが、ベテランのウィングを先発起用しない決断をこのように説明している。

「トッププレーヤーは誰もスタートしたがるものだ。アリエンはトップなプロフェッショナルだし、彼も先発出場を望んでいることは分かっている。だが、私はこれらを管理し、選手全員のことを考えなければいけない。それを選手たちは受け入れるべき。今後も選手が試合を見守ることになる。当然、それに不満を抱く選手もいるはずだ。私も選手だったときはそのような反応を見せていただろう」

なお、チームを勝利に導く活躍を見せたミュラーも指揮官を擁護している。「フィールドプレーヤーが全員とも良いフィットネス状態にあるのは5年ぶりなのでね」と語るドイツ代表は、「監督にとって、楽な仕事じゃない」と試合に向けたメンバーの選択の難しさに触れた。

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