■ブンデス第19節 バイエルン 4-2 ブレーメン
バイエルン:ミュラー(41分、84分)、レヴァンドフスキ(63分、76分)
ブレーメン:ゴンドルフ(25分)、OG(74分)
ブンデスリーガ第19節が21日に行われ、バイエルン・ミュンヘンとブレーメンが対戦した。
首位のバイエルンは、後半戦最初のホームゲームで16位と苦しむブレーメンを迎えた。ユップ・ハインケス監督就任以降、無類の強さを見せるバイエルンは、今シーズンも残留争い濃厚のブレーメンとどのような戦いを繰り広げるのか。
14連勝中と得意にしているブレーメンを相手に立ち上がりからボールを支配するバイエルンだが、中央を固めたブレーメンの前になかなかボールを送り込めない。フランク・リベリのドリブルで突破口を見出すも、周りがついてこず。
逆にブレーメンFWマックス・クルーゼのヘディングシュートがポストに当たり、ゴールの薫りをさせると、25分に試合が動く。クルーゼのスルーパスにジェローム・ゴンドルフが抜け出し、足先で合わせる。これがGKスヴェン・ウルライヒの股を抜き、ゴールへ吸い込まれた。
ペースを崩されたバイエルンは、リベリを中心に攻めるが、なかなか噛み合わない。それでも脈絡なくゴールを生みだすのが王者たる所以。ジェローム・ボアテングが対角線でロングフィードを送ると、前線でトーマス・ミュラーがワントラップからボレーシュート。バイエルンが前半のうちにスコアをタイに戻す。
後半に入ってもなかなか決定機を作れず、アルトゥーロ・ビダル、キングスレイ・コマンを投入したバイエルン。スコアが動いたのはセットプレーから。ハメス・ロドリゲスのコーナーキックにロベルト・レヴァンドフスキが高い打点で合わせ、逆転弾を手にした。レヴァンドフスキは今季16ゴール目で、得点ランキングトップを走る。
しかし、今日のバイエルンは締まらない。ウルライヒのミスからコーナーキックを与えると、ニクラス・ズーレがオウンゴール。またもセットプレーから試合が動く。
それでもミュラーが狙いすましたクロスを送ると、再びレヴァンドフスキが頭でゴールにねじ込み、すぐに勝ち越しに成功する。
さらに前半とは打って変わり、攻撃が噛み合ってきたバイエルンはビダル、ハメスとつないで、最後はおしゃれに浮き球のパス。抜け出したのは神出鬼没のミュラーで、流し込んでドッペルパックを記録した。また、ミュラーはブンデスリーガ通算100ゴールとなっている。
苦戦もしながら、終わってみれば4ゴールの快勝。バイエルンは前半戦から続くリーグ戦の連勝を6に伸ばし、首位固めに成功している。




