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ブンデスリーガ

ハーランドだけではない…若手スターの階段を駆け上がるA・デイヴィス。それを支えるアラバの存在

17:29 JST 2020/02/15
2020-02-15-davies-alaba
2月10日、アラバのデビューから10年が経過した。アラバはすっかりバイエルンの顔に成長し、今季は同ポジションの左サイドバックでデイヴィスという活きのいい若手が台頭してきた。そのデイヴィスをピッチ内外で支えているのが、他でもないアラバだ。

“ライジングスター”とはよく言ったもので、スターになる選手が階段を駆け上っていくときというのはあっという間だ。モナコ時代のキリアン・ムバッペがそうであったし、今冬からドルトムントに加わったアーリング・ハーランドもまさに今、階段を一段飛ばしで上っている。

ことブンデスリーガに関して言えば、新たなスターになる可能性を秘めているのはハーランドだけではない。

バイエルン・ミュンヘンのアルフォンソ・デイヴィスもトップ選手になる素質を備えている。『Transfermarkt』では、ハーランドが市場価値を6000万ユーロ(約72億円)に高めた傍らで、デイヴィスも4000万ユーロ(約48億円)へとアップし、その将来性は専門サイトも認めるところだ。

デイヴィスはハーランドと同じ19歳で、すでにカナダ代表としてプレー。2018年1月に、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のバンクーバー・ホワイトキャップスから加入した。カナダの逸材という触れ込みで海を渡った若者は本職ウィンガーでありながら、今シーズンはリュカ・エルナンデスやニクラス・ジューレの負傷もあり、左サイドバックに定着。公式戦22試合に出場して昨年12月にはバイエルンの月間最優秀選手に選出、『WhoScored』では欧州5大リーグの左サイドバックとしてトップの評価点(7.53)をマークするなど進境著しい。

■武器と課題

その魅力は何と言ってもスピード。チーム随一の俊足でカウンターを浴びた際には瞬時に駆けつける。ハンジ・フリック監督も「守備ではスピードがあるし、とても重要な存在だよ。カバーリングに彼のスピードが必要なんだ」と舌を巻く。

本人はウィングからサイドバックへのコンバートについて「難しくはなかった」と話すが、サイドバックとしての“イロハ”はまだまだ学んでいる最中。特にポジションやマインドの面で改善の余地があったという。

「左SBはすべてが異なるね。今までの僕のマインドは常に攻撃、攻撃だった。今は守備、守備だね。今は攻撃したいときでも、僕の後ろにいる選手にも気を付けなければならない。そうしないとロングボールを入れられたときに、大きな問題になりうるからね」

もっとも、多少のミスも足の速さでリカバリーできてしまうのも武器である。喫急の課題としてはむしろ攻撃面で、クロスの精度などをフリック監督は挙げていた。しかし、1日のマインツ戦ではオウンゴールを誘うクロス、5日のホッフェンハイム戦でもアシストを記録し、アタッキングエリアでも能力をうまく発揮できるようになってきている。

■大きい“先輩”の存在

スタメンとしてプレーし始めた初のシーズン、加えてコンバート、さらにはバイエルンという、19歳にはあまりにハードな状況にありながら、これだけ活躍できているのは彼の横にいる先輩の存在が大きい。ダヴィド・アラバという「世界最高のお手本」に助けられていることをクラブの公式チャンネルで明かしている。

「アラバはワールドクラスのLBだ。ピッチでどう動くべきかアドバイスをくれるんだ。いつ攻撃し、残るかとかね。彼の横にいられるのは嬉しいし、アドバイスを聞いている。常に学ぼうとしているし、監督や周りの選手から言われることを自分のプレーに活かそうとしているよ」

今シーズン、デイヴィスが左サイドバックとして目処が立ったため、アラバは左センターバックへと“移動”。足が速く、左利きでビルドアップも苦にしないため、バイエルンの攻守両面で欠かせない選手となっている。

そんなアラバは先日、バイエルンでのデビューから10年が経過。クラブの公式SNSが偉大な生え抜き選手を祝っていたが、アラバのデビューシーズンはデイヴィスほど順風満帆だったわけではない。

■苦い経験を糧に

アラバがデビューしたのは2009-10シーズンのこと。DFBポカールのグロイター・フュルト戦で途中出場を果たした。そして、同シーズンの終盤、3月のケルン戦から左サイドバックとしてプレーしている。

しかし、アラバはデビューしてからすぐに挫折を味わうことになった。実際、ケルン戦も含めてこのシーズンでプレーしたのは3試合のみに終わっている。

その最後の試合となったのがフランクフルト戦で、当時17歳のあどけない少年にはあまりに酷な展開となった。

バイエルンが1-0とリードして迎えた終盤。アラバがGKに戻したバックパスが短くなると、相手にそのまま流し込まれて同点に。さらにアディショナルタイム、アラバが相手FWユフヘル・ツムに簡単に突破されると、そのままシュートを許す。ボールはポストに当たりながらゴールへと吸い込まれていったのだった。

あまりに明らかな“戦犯”となっていただけに、試合後の表情は暗澹としたものだった。しかし、10年が彼を成熟させた。押しも押されもせぬワールドクラスの選手へと成長し、今では後輩を温かく見守っている。

「僕も早くに冷たい海へと投げ込まれたけど、デイヴィスはもっと早いかもしれない。うまく泳げているのはいいね。彼はよくやっている。成長を求めているし、助言もよく聞いているね」

突然、厳しい世界へと放り込まれながら、かつてのアラバ並、いやそれ以上のスピードでスターダムへと駆け上がるデイヴィス。広大な海の中で、道しるべとなって手を引いているのが、他でもないアラバなのである。

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