ハーツで難しい日々を送るU-23日本代表FW食野亮太郎について、イギリス『エディンバラ・イブニングニュース』が特集を組んだ。
昨夏にガンバ大阪からマンチェスター・シティに加入し、特例で英国の就労ビザを得てスコティッシュ・プレミアシップのハーツに期限付き移籍した食野。ここまで公式戦19試合に出場して3ゴールをマークするなど称賛を集めていたが、12月の指揮官交代以降、チーム内での序列を下げている。
そんな中、同メディアは難しい状況の続く食野の現状に関して特集。先日の0-5で敗れたセルティック戦について触れた。ハーツは8人のアタッカーを招集したが、日本人MFは代表招集以外では今シーズンのリーグ戦で初めてメンバー入りを逃している。
これを受け「序盤こそ印象を残したが、半年でこれほど落ち込むとは誰も想像できなかった」と綴り、「しかし、これが今のメシノの現実だ。ダニエル・シュテンデルが指揮する12試合で4試合しか出番がなく、ベンチからも外れ、3試合でボールすら触れていない」と食野が非常に苦しい局面を迎えていることを伝えている。
さらに、2020年に入ってから唯一先発したセント・ジョンストン戦では効果的なプレーができず、60分で交代を命じられており、ハーツサポーターもシュテンデル監督の決断を支持しているという。また、U-23日本代表でチームから離脱していた影響もあり、新指揮官の下で前線に求められることを十分に理解する時間がなかったとも考えられている。
それでも同メディアは「技術面ではクラブでベストの1人であり、ハーツに違いをもたらすことのできる引き出しを持っている選手」と食野をへの期待が失われていないことを強調。そして「メシノがシュテンデルのハイプレッシングスタイルに適応し、信頼を勝ち取ることができれば、プレミアシップ残留争いに向けての大きな戦力になれる可能性がまだ残されている」と締めくくった。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です


