ハンブルガーSV(HSV)のFW伊藤達哉はトップチーム初ゴールをマークした。地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』などが9日に行われた非公開試合の模様を伝えている。
ブンデスリーガの前節ではシュトゥットガルトに勝ち、9試合ぶりの白星を記録したHSVは、インターナショナルブレイクを利用して9日に5部クルスラック・ノイエンガンメと練習試合を開催。この一戦で伊藤は右サイドでフル出場を果たし、HSVトップチームの選手としてのゴールデビューを飾った。
サブ組の選手を主体として臨んだHSVは、6-0で大勝。そんななか、伊藤は8分にゴールから17メートル離れた位置から「美しい軌道を描いたシュートでネットを揺らした」(『モルゲンポスト』)と伝えられている。またクラブの公式ウェブサイトは、伊藤を「旋風」と形容し、プレーに関しても「ドリブルに入れば、止められることはなかった」と絶賛した。
HSVの2軍に所属する伊藤は、第6節レヴァークーゼン戦で初めてトップチームの試合に出場すると、以降の公式戦全試合で起用され続けている。その突破能力はHSVのサポーターを魅了し、クラブ幹部もプロ契約を用意しているなか、体力的な課題も徐々に改善されているようだ。


