Hamburger SV, Fans, 06052017Getty Images

ハンブルガーSV下部の伊藤達哉がドルト戦に向けてメンバー入り…同僚やコーチが太鼓判

ハンブルガーSV(HSV)のU-23チームに所属するFW伊藤達哉は、トップチームが臨むブンデスリーガ第5節ボルシア・ドルトムント戦に向けた招集メンバーに含まれた。20歳の左ウィングは、日本代表DF酒井高徳や相手チームのMF香川真司らとともにピッチに立つ可能性が出てきた。

2015年夏に柏レイソルのユースからHSVのU-19チームに渡った、身長は166cmと小柄な伊藤は、昨年夏から同クラブの2軍に相当するU-23チームでプレー。ドイツ4部にあたるレギオナルリーガ・ノルトで、これまで26試合に出場している。

伊藤は、16日に行われた同リーグの首位攻防戦となった第8節リューベック戦で、左ウィングでプレーした。PKを奪うなど相手DFを鋭いドリブルで翻弄し、2本目のアシストも記録した。2-0の勝利に大きく貢献し、ドイツ誌『キッカー』も、そのトリッキーなプレーが観衆をうならせ、HSVの2軍の人気選手になっていることを伝えていたところだ。

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そんな絶好調の伊藤は、マルクス・ギスドル監督が率いるトップチームの練習へ参加が求められたという。ドイツ北部のアマチュアサッカーを専門とするサイト『フッシーフロインデ』によると、ドルトムント戦の招集メンバーに含まれたようだ。

2軍のFWテルレス・クネルは、チームメイトの“出世”について「ここでの自信を上に持ち込めばいい。彼はここでずば抜けた試合を見せ、素晴らしいドリブルを持っていることを自覚している。どんなチームにとってもプラスになるだろう」とコメント。同僚に大きな期待を寄せているようだ。

また、コーチのクリスティアン・ティッツも「彼には(トップでプレーすることが)できると信じている。最高なプレシーズンを送り、レギオナルリーガで力強いパフォーマンスを見せてきたのでね。タツヤの1対1でのクオリティーはものすごくて、並はずれ。スタートしようと途中出場しようと、彼に幸運とグッドマッチを祈る。私は彼とともに喜んでいる」と太鼓判を押している。

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