日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は9月1日、2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選第9戦のオーストラリア代表戦から一夜明けて記者会見に臨んだ。
日本は前日のオーストラリア戦で2-0の勝利を収め、6大会連続のW杯出場を決めた。しかし、試合後の会見で「実は私は、プライベートで大きな問題がありました。みなさん、ご存じないかもしれませんが、私はその問題があることで、この試合を前に、帰ろうかなと思ったくらい大きな問題です」と詳細は明かさなかったものの、私生活のことで日本代表を離れる考えがあったことを明かしていた。さらに質疑応答に応じず、そのまま会見場を後にしたことで、去就が不透明になっていた。
一夜明け、ハリルホジッチ監督は「昨日の発言でチームが動揺することを避けたい」という意向もあり、前日の行動を説明。「個人的な問題もありましたから、試合後はすぐにロッカーに引き上げたいとも思いましたが、この喜びを選手たち、スタッフたち、そしてサポーターたちと分かち合わなければいけないと思い、その場にとどまりました。私にとっては特別な時間になりました」と複雑な心境の中でも、日本代表の勝利を喜びたかったと明かした。
個人的な問題を抱えながら試合に臨んだという経緯もあり、一度は試合後の記者会見に出席しない意向を示したが、「その状況はよくない」と考えを改めて会見に出席。それでも質疑応答には答えない格好になったという。
また、これまで自身に対して批判的な報道をしてきた一部メディアに対し、「昨日の発言は私を批判してきた方に向けたもの」と返すと、「どのくらい(日本代表の監督を)続けられるかは結果次第ですから、申し上げられません。一部の方は残念に思うかもしれませんが、私はここで仕事を続けます」と続投を明言した。
