ネイマール移籍騒動の舞台裏を仏メディアが暴露…メッシからのメッセージが背景に

リオネル・メッシは、自身のバルセロナ退団に備えて今夏のネイマール復帰を強く望んでいたようだ。『フランス・フットボール』が伝えている。

2017年夏に史上最高額の移籍金でバルセロナを離れてパリ・サンジェルマン（PSG）に加入したネイマール。しかし今夏、同選手はカンプ・ノウへの復帰を熱望し、両クラブによる交渉が始まったが、最終的に合意には至らず、ブラジル代表FWはフランスに留まることが決まった。

今夏に大きな話題となったネイマールの移籍騒動の背景には、元チームメイトとのやり取りがあったようだ。『フランス・フットボール』は、5月のチャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナがリヴァプールに敗れた後、メッシがPSGでプレーするブラジル代表FWにメッセージを送っていたと報じた。

これによると、メッシは「一緒じゃないとチャンピオンズリーグで優勝できない。僕は君が帰って来ることを望んでいる。2年後、僕はクラブから離れ、君は1人になる。僕のいた場所でプレーすればいい」とネイマールにメッセージを送ったようだ。その一方で、PSGのマルコ・ヴェッラッティとキリアン・ムバッペは「出て行ったらダメだ」とチームの10番の退団を反対したとされている。

また、同メディアは今夏の交渉の舞台裏についても報道。8月27日にフランスのブローニュ＝ビヤンクールで、両クラブとネイマールの代理人による最後の交渉が行われた。最終的には合意には達しなかったものの、PSGのスポーティングディレクターを務めるレオナルド氏は「ネイマールを売却する準備ができている」と主張したようだが、ジェネラルマネージャーのジャン＝クロード・ブラン氏は反対の立場をとる。

クープ・ドゥ・フランス