ブラジル代表のネイマールが、日本代表戦後の会見で涙を流しながらチッチ監督のコメントに耳を傾けるシーンが映し出された。
ネイマールは今夏、史上最高額の2億2200万ユーロ(約290億円)でバルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍すると、序盤から得点とアシストを量産するなど、同クラブの快進撃に貢献。しかし、9月にはPKを巡りエディンソン・カバーニと口論を起こすなどの騒動を巻き起こしていた。
3-1で勝利した日本戦後の会見で、それらの騒動について問われたネイマールは「パリで調子が良く、幸せを感じている。ピッチで大きなインパクトを残そうと努力しているが、それらの声は僕に大きな悪影響を与えている。カバーニやコーチとの関係に何ら問題はない」とチームメイトやクラブ関係者との関係は良好と強調。
続けて「僕とコーチの間にトラブルがあるなどと勝手に話を作るのを止めてほしい。それらのことは僕を困惑させているから、止めるようにお願いしたい。うわさや作り話は嫌いなんだ。タイトルを獲得するためにPSGに来ただけなのに、メディアからのプレッシャーに嫌な思いをしている」と真意の定かではない報道に辟易していると話した。
そしてネイマールのコメントの後、同選手について語ったチッチ監督は「我々人間は時々間違った行動にでてしまう。私もキャリアの中で間違いを犯してきた。しかし、他人の性格や人間性に疑問を持つことはおかしなことだ」とさまざまな騒動に巻き込まれるチームのエースを擁護。
同指揮官はさらに「私は彼のキャラクター、人間性、そしてネイマールが広い心を持っていることを知っている」と話し、ネイマールは涙を流しながら指揮官の言葉に耳を傾けていた。


