2017-11-10-japan(C) Getty Images

ネイマールとしのぎを削るも、悔しさ残った酒井宏樹「後半は相手のモチベーションが下がっていた」

「悔しいですね」

世界最高峰のアタッカーであるネイマール(パリ・サンジェルマン)を相手に、激しいマッチアップを繰り返したDF酒井宏樹(マルセイユ)は、率直に悔しい思いを吐露した。

日本代表は10日、フランス・リールでブラジル代表と対戦。立ち上がりにPKをネイマールに決められると、マルセロ(レアル・マドリー)、ガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ)に追加点を許す苦しい展開で前半を終える。後半に槙野智章(浦和レッズ)のゴールで1点を返したが、1-3の完敗に終わった。

終始圧倒された前半に対し、後半はある程度見せ場も作ることもできた。しかし、酒井はこれを否定する。「何が悔しいかというと、後半は(日本が)よく見えたかもしれませんけど、ブラジルもモチベーションは下がっていました。フレンドリーマッチですしね」。ブラジルのクオリティの高さを称賛しつつ、流しながらプレーした相手とようやく互角の戦いになったことに悔しさをにじませた。

所属するマルセイユでは、10月のパリ・サンジェルマン戦でも右サイドバックとしてネイマールと対峙。試合前から「一対一で止めるのは不可能に近い」と語っていた。しかし、実際に試合が始まると、チャンスを作られる場面もあったが、完敗したチームの中で酒井の守備は光っていた。自身も「前半からかなりやりづらいようにはしていた」と語るように、決して“止めるのが不可能”ということはなかったが、一方で「マルセロとか、ジェズスとかが絡んでくるともう止められなかった」と、コンビネーションで崩されてしまったと反省。「個で負けている部分を連携でカバーしなければいけないので、もっともっと密にコミュニケーション取るしかない」と守備の連携を上げていくことが課題だと語る。

確かに力の差は感じたものの、この試合をワールドカップにつなげていかなくてはいけない。「本当にこの結果をポジティブにしなきゃいけない」。数々の課題が見つかった試合を終え、酒井はすぐさま次の試合を見据えた。

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