負傷などにより、中盤の人材が不足しているバルセロナは、ニースのコートジボワール代表MFジャン・ミケル・セリの獲得が間近に迫っていると報じられていた。
すでにバルサ側は4000万ユーロ(約55億円)でニースにオファーを送っており、正式契約を急いでいる状況だ。セリの代理人を務めるフランクリン・マラもメディア『RAC1』の取材でバルセロナとニースの間でほぼ合意に至っている」と明言している。
しかし、同氏はここに来て新たな横やりが入ったことを明らかにしている。
「数日前、パリ・サンジェルマンがセリ獲得に向けて猛プッシュを掛けてきた。予測できない動きだった」
今夏の移籍市場で、バルセロナはパリSGのプレーメーカー、マルコ・ヴェラッティ獲得に向けて動いていたが実現せず。逆に、パリSG側が2億2200万ユーロ(約290億円)の契約解除金でネイマールを引き抜くというビッグディールを実現させた。
バルセロナ側はネイマールの移籍を快く思っておらず、退団したネイマールへ一部サラリーの返還を求めて提訴する構えを見せていた。パリSGはセリ獲得に向けていたバルセロナへの移籍話にストップを掛け、セリを自チームに加えるべく、本腰を入れている。
バルセロナとパリSGの間にはネイマールの大型移籍で遺恨が残されている状況だが、ニースのセリをめぐり、新たな争いの火種が発生しているようだ。
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