Dries Mertens Napoli 2019-20Getty Images

ナポリ、メルテンス豪快ミドルで先行もバルセロナに追いつかれドロー決着

現地時間25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のナポリvsバルセロナの第1戦がスタディオ・サン・パオロで行われた。

この試合ではアウェー戦ながら持ち味であるパスワークで敵陣を崩そうとするバルセロナ、対してホームのナポリは強固な守備ブロックを形成しつつ、機を見てカウンターに転じるという構図で試合が進んだ。

バルセロナはリオネル・メッシを中心に敵陣で相手のほころびを狙うが、なかなか決定機を創出するまでには至らず。するとナポリは30分、ピオトル・ジエリンスキが右サイドへ縦パスを入れようとするが相手のトラップミスを誘発し、それを奪って縦へと抜ける。最後は右サイドからクロスを入れると、ファー側でボールを受けたドリース・メルテンスが持ち直してから右足でファー側へ巻いて決め、ナポリが1点を先行する。

ナポリはその後も高い位置からチェイスを仕掛け、前へとボールを持ち出そうとするバルセロナを苦しめる。42分にも決定機を迎えるが、これはゴール右へと逸れ、追加点とはならなかった。

前半はナポリの1点リードで折り返し、後半に入り49分、セルジ・ブスケツがボールを蹴ろうとしたメルテンスの振り足にスパイクを入れる形になり、ブスケツは警告処分。一方でメルテンスはこのワンプレーで歩行も難しくなり、54分にアルカディウシュ・ミリクとの交代でベンチへ下がった。

直後の57分、右サイドを狙ったネルソン・セメドが裏に抜け、クロスを入れる。そのボールをアントワーヌ・グリーズマンがダイレクトボレーで決め、バルセロナが1-1の同点に追いつく。

63分にはナポリFWミリクが相手DFを引きつけてからホセ・カジェホンにラストパスを送るも、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがブロックしてナポリは追加点ならず。

この1分後にはバルセロナが攻勢を仕掛け、メッシがアルトゥーロ・ビダルへ一度はたいてゴール前へと突進。ビダルのクロスにメッシが飛び込むも、GKダビド・オスピナと衝突。この時、メッシの足がオスピナの腹部に入ったとしてメッシはイエローカードを受けてしまう。

この後、バルセロナは猛攻を見せるがナポリからゴールを奪うまでには至らず。一方のナポリもカウンターで好機を創出するが、なかなか1点が遠い。87分にはビダルがマリオ・ルイにタックルを仕掛け、その後の小競り合いを含めて一度に2枚のイエローカードを受け、退場となる場面も。バルセロナは第2戦でブスケツ、ビダルと中盤の軸を2枚欠いて戦うことが確定となった。

さらにバルセロナは90分、ジェラール・ピケが空中戦の着地に失敗し、足を捻挫。このワンプレーでピケはプレー続行不可能となってしまう。

結局試合はこのままフルタイムを迎え、ナポリホームの第1戦は1-1で決着した。カンプ・ノウでの第2戦は現地時間3月18日に行われる。

■試合結果
ナポリ 1-1 バルセロナ
【得点者】
ナポリ:メルテンス(30分)
バルセロナ:グリーズマン(57分)

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