Bayer Leverkusen Borussia DortmundGetty

ドルトムント、10人のレヴァークーゼン相手に追いつくも逆転できず…香川は途中出場/ブンデスリーガ第14節

■ブンデス第14節 レヴァークーゼン 1-1 ドルトムント

レヴァークーゼン:フォラント(30分)
ドルトムント:ヤルモレンコ(73分)

現地時間2日、ドイツ・ブンデスリーガ第14節が行われ、香川真司の所属するドルトムントは敵地でレヴァークーゼンと対戦し、1-1で引き分けた。ベンチスタートとなった香川は1点ビハインドの44分から途中出場を果たし、中盤でのチャンスメイクで同点弾にも絡むプレーを見せたが、逆転には至らなかった。

公式戦6試合白星がなく、ピーター・ボス監督の進退も騒がれているドルトムント。すでにチャンピオンズリーグではグループリーグ敗退が決まっており、リーグタイトルを狙うためにはもう勝ち点を落とすことはできない。

しかし、開始5分でマクシミリアン・フィリップが接触プレーにより、アンドレ・シュールレとの負傷交代を余儀なくされる。すると12分、右サイドからのレオン・バイリーのFKをゴール前のスヴェン・ベンダーが頭で合わせる。ここはGKロマン・ビュルキがはじいたが、このチャンスを機にホームのレヴァークーゼンが勢いづいていく。

14分、またもバイリーのFKから、クリアボールをペナルティーエリア手前で拾ったユリアン・ブランドがボレーで捉えるも、GKビュルキが横っ飛びではじく。21分には、左サイドを突破したバイリーの折り返しをカイ・ハヴァーツが頭で合わせ、これがクロスバーを直撃。レヴァークーゼンのチャンスが続く。

すると迎えた30分、カウンターから抜け出したケヴィン・フォラントが独走。ペナルティーエリアを飛び出したGKビュルキをかわして無人のゴールに流し込み、攻勢のレヴァークーゼンが先制する。

その後もペースを握っていたレヴァークーゼンだったが、39分にアクシデントが発生。クロスを上げたゴンサロ・カストロに対して、足裏からアフタータックルに行ったヴェンデウにイエローカードが提示される。しかし、ここでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が適用され、その結果、悪質なファールと判断されてレッドカードに変更となる。

これで10人での戦いを余儀なくされたレヴァークーゼンに対し、ドルトムントは44分、負傷退場したカストロに代えて香川を投入。後半、1人少ないレヴァークーゼンはベンヤミン・ヘンリヒスに代えてパナギオティス・レトソスを投入。猛攻を仕掛けることが予想されるドルトムントへの対策を打った。

数的優位のドルトムントが主導権を握る中、その攻撃のリズムを作り出していたのは香川だった。51分、香川のパスからエリア内に侵入したアンドリー・ヤルモレンコが倒されるも、ホイッスルは鳴らない。56分には、香川のパスからエリア内左のシュールレがチャンスを得るも、シュートは左のポストを叩いた。

防戦の続くレヴァークーゼンだが、虎視眈々とカウンターのチャンスを窺う。すると72分、先制点のようにフォラントが抜け出しGKビュルキと1対1のチャンスを得る。しかし、ここはビュルキが身体に当ててピンチをしのぐ。決まっていれば試合は終わっていたはずだった。

ピンチの後にはチャンスあり。直後、中盤で香川からの縦パスを受けたラファエル・ゲレイロが前を向いてスルーパス。エリア内左に侵入したシュールレの折り返しを、ゴール前で冷静にトラップしたヤルモレンコがゴール右隅へと流し込み、ドルトムントが同点に追いついた。

こうなると、逆転に向けてドルトムントの攻撃が加速。一方のレヴァークーゼンも守りを固めながら、韋駄天のカリム・ベララビを投入してカウンターを狙う。89分、バイリーの直接FKがドルトムントゴールを襲うが、GKビュルキがしっかりと反応してはじき出す。

逆転ゴールを狙うドルトムントは90分、クリスティアン・プリシッチの頭での折り返しはゴール前に飛び込んできたシュールレには合わなかったが、後ろにいた香川が触り、ゲレイロがボレーで押し込むも倒れていたシュールレに当たってしまう。さらにアディショナルタイム、ペナルティーエリア左を抜けた香川の折り返しがヨナタン・ターに当ったCKとなり、香川はハンドによるPKをアピールするが叶わず。決勝点は決まらず、1-1のドローに終わった。

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