■ブンデスリーガ第12節
シュトゥットガルト 2-1 ドルトムント
得点者
シュトゥットガルト:アコロ(5分)、ブレカロ(51分)
ドルトムント:フィリップ(45分)
現地時間17日、ブンデスリーガ第12節シュトゥットガルトvsドルトムントが行われた。
第9節のアウクスブルク戦の勝利から1カ月以上リーグ戦で勝ち星から見放されているドルトムント。序盤こそ首位に付けていたものの、10月の大ブレーキで3位に転落している。
また、ピエール・エメリク・オーバメヤンがこの一戦では素行不良を理由にメンバー外となり、センターFWはアンドレ・シュールレが務めることになった。香川真司は左のセントラルMFとして先発出場を果たしている。
アウェーでも優勝争いに向けて負けられない一戦を迎えたドルトムントだったが、序盤から失態を見せてしまう。
開始5分、マルク・バルトラのバックパスを処理しようとしたGKロマン・ビュルキがボールコントロールを誤り、詰めてきたチャドラック・アコロにボールをかっさらわれてしまう。そのままアコロが無人のゴールに蹴り込み、シュトゥットガルトが先制した。
いきなり追う展開になったドルトムントはその後何度も決定機を迎えるも、いずれもネットを揺らすことはできず。
ようやく同点に追いついたのは前半終了間際だった。マリオ・ゲッツェの浮き球パスをシュトゥットガルトDFがハンドで止めたとして、ドルトムントにPKが与えられる。このチャンスにシュールレがキッカーを務めたものの、ゴール左を狙ったショットはGKロン・ロベルト・ツィーラーにストップされてしまう。だが、そのこぼれ球をマクシミリアン・フィリップが押し込み、ドルトムントがスコアを1-1とする。
浅野拓磨は負傷したダニエル・ギンチェクとの交代で、前半のアディショナルタイムからピッチに登場。以降、センターFWのポジションに入っている。
後半に入り51分、ベルカイ・オズジャンのラストパスを受けたヨシップ・ベルカノがシュートを放つ。そのシュートはDFダン・アクセル・ザガドゥの股の間を通り、GKビュルキがストップできず、スコアは2-1となる。なお、この時点でのシュトゥットガルトのシュート本数は2本のみ、2つのシュートで2点を奪ったことに。
その後もアウェーながら高いボールポゼッションを記録しつつ敵陣を崩そうとするドルトムント、敵陣の広いスペースを生かして堅守からのカウンターを狙うシュトゥットガルトという構図でのせめぎ合いが続いたが、両チームとも追加点を奪うことができず、フルタイムを迎えている。試合を通してのボール支配率は37-63%、シュート本数は8-13本だった。
勝利したシュトゥットガルトは勝ち点を17に伸ばして暫定8位に浮上。一方のドルトムントは6勝2分け4敗となり、勝ち点20で暫定3位のままだが、優勝争いに向けて厳しい状況に追い込まれている。
ちなみに、先発出場した香川真司は63分に途中交代。一方、浅野拓磨は前半アディショナルタイムから途中出場を果たし、試合終了までピッチに立ち続けた。




