UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会が11日に行われ、アタランタはドルトムントと対戦することが決定した。アタランタの指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニがクラブの公式ウェブサイトやフェイスブックでコメントを発表している。
アタランタは今シーズン、セリエAにおいて5勝5敗5分で20ポイントと出遅れ、順位表では暫定12位(第16節が悪天候のため12日に延期のため)となっている。しかしELではプレミアリーグの強豪エヴァートンから敵地で大量5得点を奪い、セリエA史上初となる快挙を達成。グループリーグEを首位で突破した。しかし抽選によりドルトムントとの対戦が決まった。ドルトムントには日本代表MF香川真司のほか、昨シーズンのブンデスリーガ得点王のFWピエール=エメリク・オーバメヤンらも所属しており、苦戦が予想される。『ガゼッタ・デロ・スポルト』も「ボルシアにはオーバメヤンの経験と得点力がある。ドイツクラブは不振に陥っているが非常に厳しいだろう」との見通しを示した。
■ドルトムント戦は成長への絶好のチャンス
だがアタランタの指揮官はフェイスブックに投稿された動画において笑顔を見せ、意気込みを語った。ドイツの強豪クラブとの対戦は自分たちの実力を測る目安になると考えている。
「素晴らしいじゃないか。少なくとも第2ポットの中で最強のチームを引いたわけだ。格上の相手との2試合において自分たちの実力を測れるだろう。準備万端で挑む」
「ヨーロッパの舞台で戦い、とても満足できる経験ができた。再び重要な一戦に挑むことになるが、素晴らしい試合になるだろう」
またアントニオ・ペルカッシ会長も「ボルシア・ドルトムントのような強豪との対戦はアタランタにとって大きな挑戦となる。難しいかもしれないが、同時に刺激的でもある。クラブ全体にとって大切な成長のチャンスだ」と述べ、ドルトムントとの対戦を前向きに捉えた。だが「選ぶことができたら、ボルシアとは別の機会に対戦したかった」と本音も漏らしている。
なおELの決勝トーナメント1回戦、ドルトムントvsアタランタは第1戦が2018年2月15日、第2戦は2月22日に行われる。




