15日に行われる「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」浦和レッズ対ドルトムントの前日となる14日、記者会見が行われた。ドルトムントからピーター・ボス新監督と香川真司、浦和からペトロヴィッチ監督と阿部勇樹が、記者会見に登壇した。
「昔、一緒にプレーした阿部と対戦できることを楽しみ」と話すボス監督。現役時代、ジェフユナイテッド市原（現ジェフ千葉）に所属していたが、1999年に阿部とプレーしている。阿部については「私が一緒にプレーしていた頃は、まだ若かったです。私は少し年配でした。当時から非常に才能がある選手だと思いますし、キャリアを積んで非常によい選手になったと思います」と語った。阿部も「昔一緒に戦い、教えていただいたボス監督率いるドルトムントとやれることが決まって、大変うれしく思います」と、対戦を楽しみにしている様子だ。
記者会見では両監督に「相手の注目している、あるいは獲得したい選手は？」との質問がされた。ボス監督は就任したばかりのため、「まずは自分のチームに注目します」と回答。注目選手については「当然、阿部なんですけれども、残念ながら、（獲得をするには）もう若くないですね」と、笑顔で答えた。
ペトロヴィッチ監督は、「ドルトムントには20人の素晴らしい選手たちがいる」と全員に注目していると回答。獲得したい選手は「もちろん香川」だとした。そして「サッカーの世界は全て何が起こるか分からない世界。もしかしたら、明日の試合が終わった後、香川は浦和に残るかもしれません」と、ジョークを交えた。