ボルシア・ドルトムントは、元ドイツ代表MFのアンドレ・シュールレを安価で手放す覚悟のようだ。ドイツ紙『ビルト』が伝えた。
ドルトムントは2016年夏に当時のクラブレコード、移籍金3000万ユーロ(当時のレートで約35億円)でシュールレをヴォルフスブルクから獲得。しかし負傷の影響もあり、2シーズンで公式戦51試合(8ゴール)に出場するも期待に応えられず、昨シーズンにはレンタルでフラムに送り出されていた。
そのフラムが2部降格となったため、当初は2年間の期限付きで加わっていたシュールレのレンタルは打ち切りに。ドイツ代表MFユリアン・ブラントやベルギー代表MFトルガン・アザールを獲得するなど攻撃陣の補強を活発に進めてきたドルトムントは、700万ユーロ(約8億5000万円)と高年俸のシュールレの放出を急ぐことになった。
ドルトムントは移籍志願を公言している日本代表MF香川真司と同様、シュールレにも新クラブを見つけるためにプレシーズンの不参加を許可したとのこと。シュールレに関しては、要求額を800万ユーロ(約9億7000万円)と“格安”の額に設定しているという。
これまでベシクタシュやフェネルバフチェからの興味が伝えられたシュールレだが、『ビルト』曰く資金力を持つロシアや中国のクラブに向かう可能性の方が高い模様。もし上記の額で移籍が成立すれば、同選手はドルトムントに最も大きな損失を招いた選手となるようだ。
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