ドイツでも誹謗中傷が問題に…心ない声にフランクフルトMF「もううんざり。非人道的だ」

【欧州・海外サッカーニュース＆移籍情報】フランクフルト（ブンデスリーガ）のMFシュテファン・イルザンカーがネット上での誹謗中傷に怒りを示している。

フランクフルトのMFシュテファン・イルザンカーがネット上での誹謗中傷に怒りを示している。『ビルト』が伝えた。

イルザンカーは今冬にRBライプツィヒからフランクフルトへと加入。直後から長谷部誠に代わってスタメンに定着し、リーグ戦7試合のうち6試合に出場している。一方で、出場した6試合で勝利したのは1試合のみと、フランクフルトの苦境を救う活躍はできていない。

すると、一部の人間がイルザンカーのSNSに対し、誹謗中傷を書き込んだ模様。内容は「二度とここでプレーするな」というものに加え、家族を侮辱するもので、イルザンカーは怒りを示している。

「もううんざりだ。受け入れがたい押し付けだよ。この種のヘイトや侮辱は、ソーシャルメディアや路上でも容認されるべきではない。非人道的だ」

一方で、騒動の際に励ましのコメントを送ったファンに対しては「多くの肯定的な反応ありがとう。そういった人間があなた方のうちの一人でなかったことはわかっている。アイントラハトは多様性の象徴であり、僕もそうだ。チームの一員であることを誇りに思う」と感謝を示した。

日本でも問題となっているSNS上での誹謗中傷。ドイツでもそのあり方について見直される動きが出てくるかもしれない。