トルコの下部リーグで実現した移籍が話題となっている。ガーナ人MFモハマド・スマリアがオリーブオイル10リットルでヨルカリスポルといった地方クラブに渡ったのだ。
『IHA通信』によると、ここ5年間トルコのアマチュアリーグでプレーしてきた25歳のスマリアは元チームメイトからの誘いを受け、ヨルカリスポルへ向かったという。同クラブはムダンヤ地域で開催される大会に参加するため、同選手を1カ月間の契約で助っ人として獲得した。
「ムダンヤで行われる大会に出場するために、ヨルカリスポルに移籍した。初めて村のチームでプレーすることになったね」と語るスマリアだが、「ここでプレーするにあたってお金をもらうつもりはなかったが、村の人々がここで生産しているオリーブオイルをくれると言ったのでね。僕はそれを受け取ったよ」と明かしている。
アマチュアクラブとの取引とは言え、下部リーグのクラブ間でも移籍金が発生する。主要リーグでの移籍金や選手に対する年俸が高騰し、ファンにとっては現実から離れつつある時代だけあって、このようないたって現実的な“価格”での取引には親しみを感じるかもしれない。
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