トリノに所属するイタリア代表のFWアンドレア・ベロッティが右ひざのケガから復帰したが、不発に終わった。『Goal』現地編集部の取材により明らかになった。
ベロッティは1日のヴェローナ戦(2-2)で右ひざを痛めると、担架で運び出されてピッチを後にした。精密検査の結果、重傷ではないことが判明。保存療法を選択し、約1カ月の離脱が予想されていた。エースを欠いたトリノはその後、1分2敗と勝利に見放された。
29日に行われたセリエA第11節カリアリ戦でようやくベロッティがスターティングメンバーに復帰、フル出場を果たしている。よく動いて攻撃に絡んでいたもののゴール前では精彩を欠き、シュート5本を放つも不発に終わった。それでも試合はトリノが2-1で勝利し、6試合ぶりに3ポイントをつかんだ。
指揮官シニシャ・ミハイロビッチは試合終了後、『スカイスポーツ』のインタビューにおいて、復帰したばかりの23歳FWを気遣った。
「ベロッティは練習を3回こなした。十分戦ってくれたが、1カ月ぶりのプレーだった。調子が良い時だったら、今日の試合で2~3ゴール決められただろう。ひざは治っているが注意は必要だ。だから試合中、何度も彼に様子を聞いていた」
トリノでは11月5日、インテルとのビッグマッチが控えているほか、10日にはジャンピエロ・ヴェントゥーラ率いるイタリア代表がロシア・ワールドカップ出場権を懸け、欧州予選プレーオフでスウェーデンと対戦する。昨シーズン、25得点をマークして得点王争いを演じたエース、ベロッティの復調は待たれるところだ。




