プレミアリーグで再び人種差別問題が発生してしまった。
22日に行われたプレミアリーグ第18節で、トッテナム対チェルシーのロンドン勢によるビッグマッチがトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた。しかし0-2で迎えた63分に事件が発生。チェルシーDFアントニー・リュディガーはスタンドを指さし、猿のジェスチャーをして“モンキーチャント”があったことをレフェリーのアンソニー・テイラー氏にアピールした。
このアピールやスタンドからの投げ込みもあり、レフェリーは一時試合を中断。スタジアム内には「フットボールに人種差別が存在する場所はない」と不適切な行為による試合の中断を伝える警告放送が流されていた。
なお、人種差別被害を受けたリュディガーはこの直前にソン・フンミンと接触。トッテナムFWは倒れた際にチェルシーDFの腹部を蹴り上げるような動作をし、これが報復行為と断定されて退場処分を命じられていた。
試合後、チェルシーの主将セサル・アスピリクエタはイギリス『スカイスポーツ』で「トニは僕のところにやって来て、目の前で人種差別チャントを聞いたと言っていた。だから、僕はレフェリーにこのことを伝えた。僕たちはこの問題をとても心配している。できる限りすぐに根絶できることを願っている」と当時の状況を明かしている。
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