トッティが友人らに現役続行を示唆「ピリオドは打たれていない。来年も続ける」

ローマのレジェンド、FWフランチェスコ・トッティが友人や親族とのパーティーの席で「現役続行」を明言した動画がSNSで拡散し、憶測を呼んでいる。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が29日、伝えている。

トッティは、28日にスタディオ・オリンピコで行われたセリエA最終節ジェノア戦（3-2でローマが勝利）に54分から途中出場し、ローマでの最終戦を終えた。試合終了後には、ピッチの中央付近でマイクを片手に感動のスピーチを行い、スタンドの観客はみな涙した。

しかしSNSで拡散している動画が憶測を呼んでいる。動画が撮影されたのは、トッティが昔から通うローマ市内のレストランで、友人らを集めたパーティーの様子が映されている。パーティーの主役であるケーキの入刀を前にトッティは現役続行について口にしている。

「（スピーチの）手紙はまだ終わっていないからな。ピリオドが打たれていないんだ。オレは来年も続ける。どこでかは分からないが…続ける！ 続ける！」

すると会場からは拍手と歓声が沸き起こった。中には「自分も一緒に行く」との声も聞こえた。トッティの発言が本気なのか、冗談なのかは定かではないが、これまでも公の場において、本人は「現役引退」を告げていない。メディア『スカイスポーツ』の報道では「現役続行」発言が冗談だとの見方もあるが、今後の動向は注目されるところだ。