2017年もあと少し。今年は、ビッグクラブがその実力を見せつけた年といえるだろう。
ドイツでは、バイエルン・ミュンヘンが史上初のブンデスリーガ5連覇を達成。イタリアでも、ユヴェントスが前人未到のセリエA6連覇を成し遂げ、イングランドでは、マンチェスター・シティがプレミアリーグ連勝記録を更新。そして、レアル・マドリーが史上初となるチャンピオンズリーグ連覇を飾った。
そんな2017年において、それぞれのポジションごとに最も優秀な選手は誰だったのだろうか。今回『Goal』は、『Opta』データを参照のもと「2017年ヨーロッパベストイレブン」を選出。2017年1月1日～12月26日までのデータを、あらゆるスタッツを平均化するツール「Opta Index」をもとに数値化し、ポジションごとにその上位選手をピックアップした（フォーメーションは4-3-3）。
今季リーガ・エスパニョーラで無敗を貫くバルセロナからは、FWリオネル・メッシとGKマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンが選出。数々の歴史を塗り替えてきたアルゼンチン代表FWは、10年近くに渡り圧倒的なパフォーマンスを披露し続けている。
また、今季リーグ戦脅威の18連勝を達成したマンチェスター・Cからは、中盤でゲームをコントロールするMFダビド・シルバと、最終ラインを支えるDFニコラス・オタメンディが選出。プレミアリーグからは、欧州5大リーグ最多の年間56ゴールを挙げたトッテナムFWハリー・ケインも選ばれている。
その他、バイエルン、アトレティコ・マドリー、パリ・サンジェルマンから1選手ずつ、また最多選出は、セリエA首位で前半戦を終えたナポリで、3選手が選ばれている。
なお、2017年のバロンドールを受賞したクリスティアーノ・ロナウドは選外に。数値上のベストイレブンには、レアルの選手は1人も入らなかった。
■以下、『Opta』データによる「2017年ヨーロッパベストイレブン」。
GK
テア・シュテーゲン（バルセロナ）
DF
カリドゥ・クリバリ（ナポリ）
ニコラス・オタメンディ（マンチェスター・C）
ヨシュア・キミッヒ（バイエルン）
フィリペ・ルイス（アトレティコ）
MF
ジョルジーニョ（ナポリ）
マレク・ハムシク（ナポリ）
ダビド・シルバ（マンチェスター・C）
FW
エディソン・カバーニ（PSG）
リオネル・メッシ（バルセロナ）
ハリー・ケイン（トッテナム）
■各ポジションごとにベストイレブンに次ぐ数値を記録した選手11人は以下の通り。
GK
ヤン・オブラク（アトレティコ）
DF
マルキーニョス（PSG）
ダビド・アラバ（バイエルン）
アントニオ・バレンシア（マンチェスター・U）
セサル・アスピリクエタ（チェルシー）
MF
トニ・クロース（レアル・マドリー）
ケヴィン・デ・ブライネ（マンチェスター・C）
イスコ（レアル・マドリー）
FW
パウロ・ディバラ（ユヴェントス）
アレハンドロ・ゴメス（アタランタ）
ルイス・スアレス（バルセロナ）