Andriy Yarmolenko - Dynamo KievGetty Images

デンベレ退団のドルトムント、ヤルモレンコの獲得が再浮上…将来性ではなく即戦力を選択か

フランス代表FWウスマン・デンベレをバルセロナへの売却が決定したボルシア・ドルトムントだが、その代役として過去にも獲得を狙っていたウィングの確保に迫っているという。ドイツ誌『キッカー』が伝えている。

ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)は以前からデンベレの退団に備えて新たなウィングを加える可能性を示唆していた。その穴を埋めることになるのは、ドルトムントが2015年夏や2016年1月にも獲得を目指し、いずれも最終局面で実現しなかったキエフのFWアンドリー・ヤルモレンコになりそうだ。

『キッカー』によると、復帰が来年にもつれ込むマルコ・ロイスや現在負傷中のアンドレ・シュールレのドルトムントでは、デンベレのポジションでレギュラーとして起用が可能なのはクリスチャン・プリシッチのみ。アメリカ代表MFはまだ18歳と若く、同選手への負担を考慮しつつ、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)も「我々は補強を試みる」と明言している。

そして、そのターゲットとする新戦力はキエフで公式戦339試合に出場し137ゴール89アシストといった記録を残しているヤルモレンコ。ウクライナ代表では69キャップ(29ゴール)を記録している27歳は、キエフとは2020年までの契約を結んでいるが、移籍金2500万~3000万ユーロ(約33億~39億円)で獲得が可能とされる。

トルコ代表DFエメル・トプラク(27)を除き、ここ最近ドルトムントが加えた新戦力のほとんどは若手。ここに来て、豊富な経験を持ち、身長も189㎝でフィジカルを武器とするタイプのアタッカーの獲得に近づいているようだ。

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