デポルティボは29日、セビージャに所属していたデンマーク代表MFミカエル・クローン=デリ(34)の獲得を発表した。
この冬の移籍市場でボランチを探し続けていたデポルティボだが、最終的にセビージャで出場機会に恵まれていなかったクローン=デリを獲得。同選手はガリシア州のクラブと、2019年夏まで契約を結んでいる。
ただし、この移籍にガリシア州は揺れている。クローン=デリはデポルティボのライバル、セルタに2012年から2015年まで在籍。1部復帰を果たしたばかりのセルタで絶対的存在として君臨し、その活躍によってセビージャ移籍を果たした。一部のセルタファンは、ライバルのユニフォームに袖を通すクローン=デリの考えを理解できず、怒りの声を上げている。
なおクローン=デリはセビージャで、当初こそ主力として活躍を見せていたが、2015−16シーズンのヨーロッパリーグ準決勝シャフタール・ドネツク戦で左ひざ骨折の重傷を負って以降、出場機会が激減していた。セビージャでは合計68試合に出場し、5得点9アシストを記録している。


