テネリフェMF柴崎岳は、リーガエスパニョーラ第31節カディス戦でスタメンデビューを飾るかもしれない。地元メディア『エル・ドルサル』が報じている。
前節レウス戦(0-1)で74分から出場してスペインデビューを飾った柴崎だが、次節最初からピッチに立つのであれば、先発するのは初のこととなる。
■柴崎のトップ下起用案が浮上
ホセ・ルイス・マルティ監督は、カディス戦で柴崎のトップ下起用を考えているようだ。指揮官はホンジュラス代表に招集されているFWアントニー・ロサノの穴を埋めるため、FWアマト・エンディアエの代役を探している。ここまで多くの試合で4-4-2を採用してきたマルティ監督だが、次の試合では4-2-3-1へのシステム変更を検討しているとされる。
そこで出てくるのが、柴崎のトップ下起用案だ。マルティ監督は鹿島アントラーズ時代から攻撃的MFとしてそのポテンシャルを発揮してきた柴崎を、アマトの後方に据えてプレーさせることを考慮している。
ただ、ロサノの不在を補うための代替策は柴崎のトップ下起用だけではない。FWクリスト・ゴンサレスを起用しての4-4-2施行、MFオマール・ペルドモ、アーロン・ニゲスにもトップ下起用の可能性がある。
■先発になる条件は兼ね備えている
柴崎のボール扱いの上手さ、技術の高さはレウス戦でも証明された。それは現地でも評価されている。正確無比なパス、プレービジョン、左右両足が使えることは新天地でも柴崎の大きな武器となっているのだ。
柴崎はテネリフェで先発になる条件を兼ね備えている。現在リーガ2部で4位のテネリフェは、1部昇格へのプレーオフ権(3位~6位)獲得に向け、ここから正念場を迎える。柴崎の活躍にも期待が懸かる。




