ブンデスリーガ第30節で、ドルトムントは敵地でボルシアMGに逆転勝利。この結果、同じ節でホッフェンハイムが引き分けたため、ドルトムントがリーグ3位に浮上した。
試合後、ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が試合を振り返り、選手たちの精神面の強さを称賛している。
「我々が3位に浮上したという事実にとても満足している。選手たちは素晴らしいプレーをしてくれた。試合では相手に先行され、トラブルに陥ったような状況だったが、逆転に向けてチームが機能した」
トゥヘルは「(11日の)あの爆破事件があって、しばらく選手たちはナーバスになっていた。明らかに普通の状態ではなかったが、選手たちもあの事件から精神面で強くなりつつある」と続け、チャンピオンズリーグのラウンド8、モナコとの第1戦直前に起こったチームのバス爆破事件が、少なからずチームに影響を及ぼしたと明かしている。
ドルトムントはリーグ3位に浮上。その一方でミッドウィークの27日にはバイエルンとのドイツカップ準決勝が控えている。リーグ戦では残り4試合で首位バイエルンとの勝ち点差は14開いており、逆転優勝は不可能となったが、ドイツカップではバイエルンを下して決勝に勝ち進むことができるのか。今シーズン唯一残されたタイトル、ドイツカップ奪取に向けてドルトムントの奮闘が期待される。


