ジェノアに所属する元チリ代表のFWマウリシオ・ピニージャがコンフェデレーションズカップ決勝戦を観戦中、空き巣被害に遭っていたことが分かった。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が3日、伝えている。
ピニージャはロシアで開催されていたコンフェデレーションズカップの招集メンバーから外れており、決勝戦のチリ対ドイツ(0-1)は親族宅で観戦していた。しかし試合終了後、チリの首都サンティアゴ郊外の自宅に帰宅すると異変に気付いた。自宅に置かれていた貴金属などあらゆるものが盗まれており、被害総額は180万ユーロ(約2億3000万円)に上る。茫然とするピニージャは、「悲しい。全部持っていかれた。14年間の海外生活で蓄えた現金やジュエリーなど家にあったものすべてだ」と、悲しみのコメントを述べた。
チリの地元紙は、防犯カメラの映像には2日の14時に不審者2名が侵入する様子が捉えられていたと伝えている。この時間はまさに、コンフェデレーションズカップ決勝戦の開始の笛が吹かれた時間でもある。ピニージャの妻は防犯カメラの映像について、「バッグを持った2人が歩いて中へ入って行き、出ていくときも歩いて去って行った」と話しており、試合中で誰も家に来ないことを確信した上での余裕の犯行であったことが明らかになった。
なおピニージャは今夏、所属先のジェノアと契約を解除し、故郷のでもあり古巣のウニベルシダ・デ・チレに復帰するとの報道もある。
