バルセロナは30日にアメリカツアーの最終戦、ニューヨーク・レッドブルズとの試合に臨み、2-0の勝利を飾った。チャビ・エルナンデス監督は試合後、同ツアーへの満足感を語っている。スペイン『ムンド・デポルティボ』や『マルカ』がコメントを伝えた。
アメリカツアー4戦目、バルセロナは40分にFWウスマン・デンベレ、87分にFWメンフィス・デパイがゴール。ここまでインテル・マイアミ戦(6-0)、レアル・マドリー戦(1-0)、ユヴェントス戦(2-2)をこなしてきたチームは、勝利でツアーを締めくくっている。
試合後会見に出席したチャビ監督は、シーズン本番に向けて良い準備ができたとの感想を述べている。
「ツアーにはとても満足している。私たちはフィジカル面について、とても良い仕事をこなすことができた。暑さにやられもしたが、それでも良い感じだよ。私たちはまだ2週間練習に励むことができる」
またユヴェントス戦の2ゴールに続き得点を決めたデンベレに対して、賛辞を送っている。
「彼について、これ以上何を言えばいいのか分からない。私は選手としての彼が好きだ。彼のような選手は多くないし、その上ゴールまで決められるならば、ファンタスティックだ。彼は私たち(コーチ陣)が到着してから、ラ・リーガで最もアシストを記録している選手のはずだ。加えてゴールも決められるならば、もうどんな選手について話しているって言うんだ……」
その一方で、何度となく決定機を外してしまったFWロベルト・レヴァドフスキについては、これからゴールを決めることを確信している様子だ。
「練習では枠内に決めている。昨日は枠に入ったが今日は違ったというだけだ。選手として好きになってもらう必要性があるのだから、フラストレーションがたまるのは普通のことだろう。それはルイス・スアレスにも、フェラン・トーレスの身にも起こったことだ。レヴァンドフスキはるこれからゴールを決めていく。それにFWはゴールだけでなくプレスするのも仕事なんだ」
MFフレンキー・デ・ヨングの扱いについて再び問われたチャビ監督は、残留とも退団とも明言することはなかった。
「分からない。まだ時間はあるし、その内知ることができるだろう。市場は31日まで開いているし、それまでに様々なことが起こり得る」
バルセロナの選手は30名おり、オーバーブッキング状態となっている。
「これから選手の放出がある。その点に関して、私の考えは明確だ。(セルタ移籍が決定した)オスカルについては喜ばしいね。彼の幸運を願っているよ」
「(放出しなければならない選手は)99%明確だ。しかし財政的な問題もある。スポーツ面の問題だけとはいかないんだよ」
チャビ監督はさらに、今後の補強選手についても問われて、「あと何人獲得するかは分からない。しかし獲得できるだけできれば素晴らしい」と返している。


