チェルシー指揮官フランク・ランパードが、若手DFフィカヨ・トモリへの信頼を語っている。
これまでチェルシー所属の若手はトップチームに定着できず、他のクラブへと武者修行に出るパターンが主流だった。だが今夏はチェルシーが『FIFA』の規定に抵触したことから新選手の補強が不可能となり、重鎮のダビド・ルイスも移籍市場閉幕直前にアーセナルへと去るなど、チーム状況は決して順風満帆ではない。
そんな中でもランパード監督は21歳DFトモリについて信頼を寄せているようだ。トモリは昨季1年間のレンタルで、2部ダービーでプレーしたが、そのダービーでランパード監督とは師弟関係に。今季トモリはチェルシーにレンタルバックし、ロンドンで2人は再会する形になった。
指揮官は、トモリについてこう言及している。
「現在、チームは最終ラインが手薄になっていることは事実だ。ただ、フィカヨならチェルシーの最終ラインで十分にやれると確信していたし、実際に彼なら期待に答えてくれると思っていた」
「ユースチームの有望な選手がチェルシーには昔からいたからね。私もジョン（テリー）も、若い選手たちの台頭を期待して見守っている」
指揮官は「私がチェルシーに監督として戻ってきて、まずはフィカヨをチームの一部に定着させることが重要だと思ったんだ。私はフィカヨを信頼しているからね」と続け、愛弟子トモリに絶大な信頼を寄せていると明かした。
また、トモリはU－21イングランド代表としてプレーしているが、フル代表の選択肢としてはイングランドのほかにカナダ代表、ルーツであるナイジェリア代表を選ぶ可能性がある。トモリの代表選択についてランパードは「それについて、どの代表でプレーするかは本人の気持ち次第だ。ただ、ギャレス（サウスゲイト）が彼に呼びかけたら、きっとイングランドを選ぶんじゃないかな」と発言。指揮官はトモリがイングランド代表を選ぶことを望んでいるようだ。
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