アーセナル、リヴァプールに加え、チェルシーもモナコのトーマス・レマルの獲得に興味を持っていることが分かった。
夏の移籍市場でレマルの獲得に動いたアーセナルとリヴァプールのだが、両クラブとも契約にこぎつけられず。中でもアーセナルは、移籍が間近に迫っていたアレクシス・サンチェスの後釜として同選手を迎えたいと考えており、9200万ポンド(約130億円)のオファーを送っていたものの、失敗に終わっている。
モナコサイドは、アーセナルの巨額オファーに首を縦に振ろうとしていた一方で、来夏のワールドカップ出場を目指すレマル自身がイングランド移籍を拒否。フランス代表FWの移籍が破談したことで、マンチェスター・シティ移籍が濃厚とみなされていたサンチェスもロンドンに残ることになった。
しかし、最低でも来夏までモナコでプレーすると考えられていたレマルだが、状況は一転したようだ。当初2020年までクラブと契約を結ぶ同選手は、ロシアでの国際大会後の移籍を考慮していたものの、モナコがチャンピオンズリーグで早々と敗退。さらに、リーグ戦でもパリ・サンジェルマンの後塵を拝し、リーグ連覇は絶望的な状況となっている。
そして、今冬にも移籍を目論むとされているレマルに昨シーズンのプレミアリーグ王者であるチェルシーも強い興味を見せている。今夏、フェルナンド・ジョレンテの獲得に失敗するなど前線を補強できず、選手層の薄さを嘆くアントニオ・コンテ監督は、1月の移籍市場でフランス代表FWの強奪を狙っているようだ。
今夏は失敗したものの、アーセナルとリヴァプールも依然としてレマル獲得への関心は薄れておらず、プレミアリーグ勢の3クラブによる争奪戦は激化を増しそうだ。
