ミランの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラは15日の試合終了後、イタリアメディア『メディアセット・プレミアム』のインタビューに応じた。
■チームは10位に後退も手ごたえ
ミランは15日、セリエA第8節で同じくミラノに本拠地を置くインテルとの伝統の一戦、ミラノダービーに挑んだ。相手の主将FWマウロ・イカルディに先制を許す展開ながらも、2度にわたり同点に追いついた。しかし試合終了間際の90分、PKからイカルディにハットトリックを許し、ルチアーノ・スパレッティに勝利を献上してしまった。ミランにとって、セリエAではサンプドリア戦、ローマ戦に続きこれで3連敗となり、順位表でも10位に後退してしまったが、モンテッラは手ごたえも感じている。
「後半、チームは素晴らしい反応を見せてくれて、私は誇りに思う。選手たちはミランらしく、気持ちの入ったプレーをしてくれた。残念ながら欲しかった結果はつかめなかったが、私は今も前向きだ。最初はやや縮こまっていたが、後半、追う展開だったことで緊張が解けたようだ。私はパフォーマンスに満足しているし、今日のような気持ちで臨めば、今後負けることはない。ミランには時間が必要だ。目標はチャンピオンズリーグだが、今の順位ではたどり着けないように見えるが、リーグ戦はまだ長い」
また今夏、ユヴェントスから加入したDFレオナルド・ボヌッチが得意とする3バックを採用していることについて、「3日おきに試合をしている。前線はスソと(ジャコモ)ボナヴェントゥーラしかおらず、毎試合4-3-3をできるだけの選手がいない。今日は3-5-2でプレーしてチャンスを沢山作れた。ボヌッチのためにシステムを変えたわけではない」と、説明している。
決勝点となった試合終了間際のPKについては、「話したくない。(ダニーロ)ダンブロージオは抜け目ないね。また映像を見ると気分が悪くなる。見るならイカルディのゴールの方がいいよ」と皮肉に答えた。
なおミランのマルコ・ファッソーネCEOは「現段階で4敗もするとは考えていなかったが、まだ時間が必要だ。期限は今シーズン終了後と決めてある。モンテッラのプロジェクトを信じている」と話し、指揮官に厚い信頼を寄せた。
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