ウェスト・ハムのマヌエル・ランシニがダイブをしてPKに成功したことで、イングランドサッカー協会(FA)から2試合の出場停止を科される可能性があることが分かった。
16日に行われたウェスト・ハム対ストーク・シティの18分、ドリブルでエリア内に侵入したランシニに対してストークDFのエリック・ピータースがチャレンジに。スライディングを受けた同選手は倒れ、主審のグラハム・スコット氏はウェスト・ハムにPKを与えた。マーク・ノーブルがこのPKを沈め先制点に成功したウェスト・ハムが3-0で勝利を収めている。
試合後、ストークのマーク・ヒューズ監督は、リプレーを見る限りほとんど接触はないように見えるランシニのPK獲得の場面について「彼はずる賢い選手だ。あのタックルは足に引っかかっていなかったから、あれは明らかなダイブだ。レフェリーがあの場面を見ていなかったなんてがっかりだ」と判定への怒りを抑えられないようで語った。
さらに、ランシニのプレーを問題視したFAもこのインシデントの調査を開始。今シーズンからダイブを含むシミュレーションに対する厳罰化を決めたFAは、アルゼンチン代表MFのプレーを“審判を欺く行為に成功した”と結論づけ、試合後にもかかわらず2試合の出場停止処分を科すことを決めている。
この処分が確定すれば、クリスタル・パレス戦でダイブに成功してPKを獲得したエヴァートンのバイェ・ウマル・ニアッセに続き、FAがシミュレーションを理由に試合後に出場停止を科すプレミアリーグで2人目の事例となる。




