ソン・フンミン「ゴメスにテキストで謝った」重傷のきっかけを作ったプレーを謝罪

トッテナムのソン・フンミンは、重傷のきっかけを作ったことを受け、エヴァートンのアンドレ・ゴメスに謝罪したことを明かした。

3日の1-1で終わった敵地でのエヴァートン戦、ソン・フンミンは先発し、先制点をアシスト。しかし、77分にゴメスの後方からスライディングし、バランスを崩したエヴァートンMFは前方のセルジュ・オーリエと激突し、右足首が良からぬ方向に曲がってしまうなど即座に重傷と判断できるケガを負った。

その後、トッテナムFWに対して主審はレッドカードを提示（後に取り消し）すると、同選手は涙を流し、取り乱した様子でスタッフに抱えられながらピッチを後に。デレ・アリやマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「ひどく落ち込み、号泣していた」と控え室での様子を明かしていた。

そして6日、精神面を心配されていたソン・フンミンだが、チャンピオンズリーグのツルヴェナ・ズヴェズダ戦に先発出場。2ゴールを決めて4-0の勝利に大きく貢献した韓国代表FWは試合後、イギリス『イブニング・スタンダード』でテキストメッセージを通じてゴメスに直接謝罪したことを明かした。

「君の無事をただただ祈っている、君と君の家族、君のチームメイトに本当に申し訳なかったと彼にテキストを送った。彼は僕に返信をくれたけど、本当に申し訳ない気分でいたから、まだ内容を確認していないんだ」

続けて、今回のプレーについては事故であることを強調。「フットボールはあのようなことが起こりうるスポーツだ。でも、誰だったあのような光景を目の当たりにしたくはない。起きてしまったこと、それと関わってしまったことをとても悲しんだ。本当にタフな数日間だった」と心境を吐露。

さらに「僕の周りの人も心強いメッセージを送ってくれた。チームメイト、ファン、韓国やエヴァートンのファンからも支えられた。すべてのメッセージに感謝している。僕はこの恩をピッチの上で返したい」と感謝を口にしている。

なお、重傷が心配されたゴメスは、右足首の脱臼骨折を負ったものの、無事手術は成功し、すでに退院。マルコ・シウヴァ監督は今シーズン中に復帰できる可能性があると明かしている。