スコティッシュ・カップ決勝が24日にハムデン・パークで行われ、前田大然と旗手怜央を擁するセルティックはアバディーンと対戦した。
勝てば国内3冠となるセルティックは旗手が負傷欠場の一方で、前田が左ウイングで先発。戦前の予想通り、セルティックがボール支配で優勢となるなか、39分にアルネ・エンゲルスの左CKにキャメロン・カーター=ヴィッカースがヘディングで合わせると、相手に当たったボールがゴールに吸い込まれ、一歩前に出る。
後半も仕掛けるセルティックだが、次の1点を奪い切るに至らずにいると、83分にクロスに反応したカスパー・シュマイケルが弾き返せず、うまくヒットしなかったボールが自軍のゴールラインを割ってオウンゴールに。セルティック守護神の思わぬミスで振り出しに戻った試合は延長戦にもつれ込み、PK戦にまで突入する。
そのPK戦でアバディーンが4人目まで全員が成功するなか、4人目のキッカーとして前田が決めたセルティックは2人の失敗が響いて万事休す。スコティッシュ・カップ3連覇とはならず、国内3冠達成も叶わなかった。なお、前田はPK戦も含めてフル出場している。
