降格圏に沈むセルタが、チームの象徴FWイアゴ・アスパスの復帰によって光を見た。
ここ13試合1勝2分け10敗で終えるなど、ここ4カ月泥沼にはまり、降格圏まで落ちていたセルタ。その不調は、負傷していたI・アスパスの離脱期間と一致する。そして、このエースが復帰を果たした30日のリーガ・エスパニョーラ第29節、本拠地バライドスでのビジャレアル戦は、勝利を取り戻した日にもなった。
前半にビジャレアルに2点を奪われるなど厳しい展開を強いられたセルタだったが、I・アスパスが流れを変えた。「セルタのメッシ」とも呼ばれるスペイン代表FWは50分、直接FKからシュートを突き刺して1点を返す。そしてFWマキシ・ゴメスの得点で2−2となった後、85分にPKからスコアをひっくり返すことに成功している。
PKを成功させた直後、胸のエンブレムをつかんでクラブ愛を強調したI・アスパスは、90分にピッチを去ったが、それからバライドスのサポーターはいつ果てるともなく何度も、何度も彼の名を叫び続けている。それをベンチで聞いていたI・アスパスは、涙を止められずにいた。
試合終了後、I・アスパスはスペイン『Beinスポーツ』とのフラッシュインタビューで、次のようにコメントしている。
「ここから、僕たちを支えてくれたファンに感謝をしたい。0−2みたいなスコアになれば、指笛を吹いたり家路についたりする方が簡単なのに……。彼らはこんな状況に値しない。この勝利が一つのきっかけになればいい。もっと良い試合を演じたこともあったけど、今日は何よりも誇りを示すことができた。ピッチで、すべてを出し尽くしたんだ」
「僕のことをまず支えくれたのは家族だった。チームを助けられず、本当に、本当に苦しかった。今週からチームメートともに練習を始められて、まるで新しい靴を履いた子供のように感じられたよ」
降格圏18位に位置するセルタは、残留圏17位ビジャレアルとの勝ち点差を1に縮めた。象徴I・アスパスとともに、ここから這い上がることができるのだろうか。

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